今年も北海道のキャンプ旅が始まります。我が家は新日本海フェリーで舞鶴から小樽へ。約20時間の船旅は、家族にとってまるで“移動するリビング”。ゆったり過ごして体力を回復できる、ありがたい時間です。
でも、ひとつだけ困るのが…そう、到着時刻です。
小樽港に着くのは、夜21:00ごろ。苫小牧東港も同じような時間帯です。これがなかなか厄介。
北海道は夜の運転に向きません。なぜなら、本州ではなかなか出会えない野生動物が普通に出てくるから。エゾシカやキツネ、タヌキが道路に現れるのは日常茶飯事。家族を乗せて走るにはリスクが高すぎます。
そこで、我が家は「着いたらその日は動かない」が鉄則です。
小樽着なら、まずは夜の倉庫街へ
21時の小樽。観光地としてのお店は閉まっていても、運河沿いの倉庫群はライトアップされていてとてもきれい。車を降りて少し歩くだけで、「北海道に来たんだなあ」と気分が高まります。


年によっては夜のイベントやライトアップ企画が開催されていることもあります。2024年は、偶然そうした雰囲気に出会えてラッキーでした。


でも、どこに泊まる?
テンションが上がる小樽の夜。でも、これから遠くに移動するわけにはいきません。
ホテルも選択肢ですが、我が家は4人家族でキャンプ旅が基本。1泊だけのためにホテルに泊まるのはちょっともったいないし、正直そこまで疲れていない。
そこでたどり着いた答えがこちら。

小樽温泉オスパで“雑魚寝泊”という選択肢
我が家の定番は「小樽温泉オスパ」での雑魚寝宿泊です。
スーパー銭湯のような施設ですが、深夜料金を支払えばそのまま朝まで寝られます。布団のレンタルもありますが、我が家はキャンパー。車から寝袋とマットを持ち込んで、自分たちの“陣地”を作って就寝。
館内は広く、テーブルとテーブルの間など、好きな場所に寝られます。温泉に入ってさっぱりして、20時間のフェリーで体力も回復。…と思いきや、子どもたちは即寝(笑)。
翌朝は早朝4〜5時台に出発できるので、旅のスタートがスムーズです。

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気になる料金は?
大人3人+子ども1人での料金は以下の通りです(2024年実績)。
- 入館料:大人850円 × 3名 = 2,550円
- 子ども(小学生)300円 × 1名 = 300円
- 深夜料金:1,200円 × 4名 = 4,800円
合計:7,650円
布団を借りると+500円/人、岩盤浴などを使う場合は追加料金がかかりますが、我が家はいつもノーマルコースで十分です。
温泉は派手さはないけれど、泉質が良く、こぢんまりした露天風呂が心地よい。旅の初日に「ちゃんと湯船に浸かれる」というのも、安心ポイントです。
公式サイト:https://www.otaruspa.com/

【番外編】苫小牧東港の場合は?
我が家は今でこそ小樽着しか使っていませんが、夫婦2人だけのツーリングキャンプ時代は苫小牧東港を利用していました。
そのときは、夜着いてそのまま南下して、むかわ方面のキャンプ場まで走っていました。…が、今なら絶対におすすめしません。
子連れであれば、夜は無理をせず、道の駅での車中泊など“休むこと”を優先に。
まとめ:夜着フェリー旅のコツ
- フェリーでしっかり休んで、体力温存
- 到着したら無理に走らず、泊まることを前提に考える
- 小樽温泉オスパのような手軽で安心な施設を使う
“動く”より“休む”から始める北海道旅。 この切り替えが、10日間の家族旅を成功させる鍵かもしれません。
それでは、また!
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