北海道は、でっかい(よく言われる言い回しは恥ずかしいから、これぐらいでとどめます)。
距離感がバグります。
「あぁ、250kmね。今日の移動距離は余裕やな!」
「目的地は70km先。1時間少しで行けるな。」
…北海道で運転に慣れている人ならこの感覚で大丈夫なのですが。
(ちなみに我が家は夫婦ともバイク乗りなので、1日300〜400kmくらいの移動は平気)
でも、車で、子どもが小さくて、となると話は別。
移動距離と時間はしっかりと考える必要があります。
- 地図の縮尺が本州と違う
- 「200km移動=余裕!」と思ったら…
- 我が家の失敗談:「設営予定時間がズレまくり」
- 道東、道北はガソリンスタンドをしっかり調べて
地図の縮尺が本州と違う
この発想はバイク乗りの発想です(^_^;)
目的地検索は普通はカーナビやYahoo!カーナビを使う我が家。
しかし、北海道旅は「ツーリングマップル」を見ています。
それは、北海道のスケールが大きすぎるから。
カーナビで検索しても、全く全貌が見えないということがよくあるため、まずはツーリングマップの北海道全図を見てから、行く目的地のページを見ます。

問題はこの後…。
本州版を見慣れていると、いつもの距離感と時間がズレます。
なぜか。
縮尺が違うんです。
※北海道20万分の1 その他は10万分の1
ツーリングマップルで見て移動しても、全然進まないんです。
それで焦ることがあります(^_^;)
北海道でツーリングマップルを見るときは、「今は北海道!」と前提を変更することが大事です。
「200km移動=余裕!」と思ったら…
北海道でよく言われるのが「1km=1分」。
「60km先まで行くなら、60分かかるよ」という意味。
本州では考えられませんが、北海道だと割と現実的な考えです。
が、しかし…。
これは道東や道北などの、都市部は走らないとき前提。

また、バイクでの走りと、クルマとでは違います。
例えば、1車線の道路で右折車がいる場合は止まらないといけない。
また、スタートダッシュの速さはぜんぜん違う(これが結構走行時間にかかわってくる)。
そして、子どもがいると、走り続けることができません。
「のど乾いた」
「トイレ」
「DVDが終わって飽きた」
からの、きょうだいゲンカ…。
適宜休憩が必要です。
となると、距離は稼げません。目的地に着く時間が読みにくいです。
我が家の失敗談:「設営予定時間がズレまくり」
キャンプ場に入るのは何時くらいがベストか。
・「キャンプを味わい尽くす」→ OPEN時刻に入る
・ゆったりとテントを立てて、夕飯をゆっくり作りたい → 15時までに
・キャンプ場は寝床。寝られりゃOK → せめて17時までに
我が家はこういう感覚です。
しかし、北海道。10日間に行きたいところが多く、ついつい走ってしまう我が家。
17時着を目指すけど、「もう少し先へ」という思いが強くなると、走ってしまうんです。
気がつけば19時in…。
真っ暗になった中でテントを立てる羽目になりがちです(笑)
でも、北海道ドライブキャンプ旅。
毎日テントを立て、撤収する毎日。
設営はめちゃくちゃ速くなります!
暗くても家族全員で役割分担ができるようになっています(^_^;)
道東、道北はガソリンスタンドをしっかり調べて
これは北海道を長距離走る人は必ず考えないといけません。
1つの町に1軒のガソリンスタンドがある、とは限りません。
土日祝日は特に注意。やっと町にたどり着いた、さて給油だ。
と思っても、「本日定休日」の看板が立っていたら…。
そのときの絶望感といったら…。
「燃料は半分を切ったら入れましょう」
広い荒野の中でガス欠…考えたくないですから。

✅ 解決策:旅を快適にする「リアルな時間感覚」5箇条
実践項目 | 内容 |
---|---|
⏰ 出発は朝8時までに | 午前移動+午後設営のリズムを作る |
🧭 1日の目的地は1つだけ | 「今日は移動+買い出し」など、詰め込まない |
🛑 休憩はこまめに30分おき | トイレ・おやつ・気分転換は意識的に |
⛽ ガソリンは半分切ったら入れる | 道東・道北はスタンドが激減するゾーンあり |
🛏 ホテル泊も戦略的に | キャンプ場連泊or1泊ホテル(スーパー銭湯泊でもOK)を組み込むと全員楽になる |
まとめ:北海道は「移動=旅の一部」くらいの気持ちで
北海道キャンプ旅は「走ってる時間」も贅沢なひととき。
でも、関西や本州の距離感のままで予定を組むと絶対失敗します。
1日の移動は150km前後におさえ、
のんびり自然を味わえる「余白のある旅」をぜひ味わってください。
…でも、うちはまた詰め込んで走るんだろうな…。
それでは、また!
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